C-130H ハーク

小牧基地を象徴する輸送機
私はハークを見ると、ちょっと嬉しくなる
地元だからかな?
小牧基地の機体だけど、岡崎市上空もバンバン飛ぶのでなじみ深い

※小牧基地オープンベース前日の岡崎市からの写真
この機体を知らない頃は、爆撃機かと思っていました(汗)
初飛行は1950年代
それなのに今も第一線
名前の多さにニヤリ
・ハーク
・ハーキュリーズ
・ヘラクレス
英語で書くと Hercules(ヘラクレス)
C-130Hの『H』は形式番号だけど、HerculesのHとされることもある
※ちなみに『C』は貨物の『Cargo』です
そしてコールサインは
CAMEL(キャメル)
401SQのC-130Hの象徴

輸送機ハーク
ギリシャ神話の怪力英雄の名を冠した輸送機
何でも運ぶ怪力キャラにぴったり

日本では「ハーク」と呼ぶのが定番!?
仲間と「今ハーク飛んでたよ」なんて会話になる
ターボプロップの響き

C-130Hはターボプロップ機

ガスタービン(ターボプロップ)でプロペラを回す方式
だから音が独特
重低音でヴゥォーンと響く
近くで聴くと、腹にずしっと来る
上空にいてもすぐに分かる独特なサウンド
ジェット戦闘機の鋭い「キーン」ではない
離陸に向けてプロペラが回り出す
良い音だ~
多彩な派生型(改修で広がった任務)
アメリカ空軍でも主力輸送機として健在
輸送機以外も空中給油、電子戦、救難用などの派生型機もある

KC-130H
C-130Hの一部機を空中給油が出来るハークに改修
KCの「K」は空中給油機を示す記号
(TankerなのにKなのは、Tが練習機=Trainerで使われているから)
そして凄いのはAC-130ガンシップ
C-130Hをattack(攻撃機)に仕様変更
もとは輸送機だもの、重火器を積むなんてお手の物
ゆっくり飛んで、地上部隊を壊滅に追い込む
【空からの艦砲射撃】なんて呼ばれるらしい
そんな恐ろしい機体は、日本には当然ない
一度は見てみたいものだ
こんな汎用性の高さが、未だにハークが現役たる所以なのだろうか?
小牧基地のハーク

日本のC-130Hは小牧基地の第401飛行隊に所属している
ここが日本のハークの聖地

自衛隊基地でハークを持っているのは小牧基地だけ
これが大きなポイント
築城でも那覇でも百里でも持っていない
浜松でも小松でも岐阜でもだ

小牧基地に行かないと会えない
でも愛知住みなら、頻繁に飛んでいるので割と会える

私たちにはお馴染みだけど、遠方のファンからは「羨ましい」と言われる、そんな機体
部隊マーク

旧マークはペガサス
一目見た時はミジンコに見えたw
小さい写真しかなくて、ごめん

新しくなったライオン
※まだ混在している
ライオンは『勇猛果敢』『王者の風格』を意味するらしい
重輸送を担い、日本の空を支える主力部隊としての誇りを表している(らしいw)

小牧基地にいるハークは15機前後が配備されている

オープンベースで見た、ハークがずらりと並ぶ姿は圧巻


色も緑の迷彩とグレーの機体が居る
同じハークでも雰囲気が変わる
色違いは飛ぶ場所の違いだろうか?
一応、隠密行動を考えたカラーなのよ
小牧オープンベース

小牧基地のイベントは「航空祭」じゃなく「オープンベース」となる
航空祭の頃は10月開催だったらしいが、オープンベースになってからは2月、3月開催となっている
2015年からオープンベースと名称を変えたらしい
2024年
2025年
私がオープンベースに行ったのは、2024年と、2025年
それ以前はそこまで興味も無かったし、やっていることを知らなかった
実に勿体ない事をしていたと今は思う
小牧基地の配置部隊は以下
・第401飛行隊:C-130H(輸送機):KC-130H(空中給油機)
・第404飛行隊:KC-767(空中給油機)
・救難教育隊:U-125A(救難捜索機): UH-60J(救難ヘリ)
Fが付く戦闘機は配備されていない
だからオープンベースでは、機動飛行などのアクロバットは無い
※お客さんとして岐阜からF-15やF-2が来ることはある
でも、じっくり大量のハークを見られるのはここだけ
それだけでも価値はある

地上展示では近くまで寄ることが出来る

2024年は先着順でハークに乗る事だって出来たのです
私たちは残念ながら間に合わなかった(泣)
地味だと言う人もいるけど、私にとっては行きやすい航空祭の1つ
願わくは、ブルーインパルスは来ないでと思ってしまうくらい
撮影スポット

私が行った、小牧基地のハークが撮れる撮影スポット
名古屋空港展望デッキ

定番中の定番
迷ったらここ
でも三脚は立てられないので、動画には不向き
ズームすると手振れが酷くなっちゃうの
私の腕が悪いのかな・・・
展望デッキは、トイレも喫煙所も近いので、女性・子供・喫煙する人におすすめw
エアフロントオアシス(春日井)

RW34エンド側にある公園

RW34運用なら、ほぼ真上を降りてくるハークが見られます
着陸なので、そこまで良い音は体感できないのが残念です
私が初めて訪れた時の記事もどうぞ
エアフロントオアシス 小針公園

春日井と反対側の公園
RW16エンド側です
離陸、着陸共に少し離れてしまうので、あまりおススメはしません
あいち航空ミュージアム展望デッキ

RW34エンド側
RW34運用で、離陸前の機体が上から見下ろせます
ただ入館に1,000円かかる
三脚も禁止です
エアポートウォーク

アピタの駐車場を利用させていただく形です
目の前にはフェンス
フェンス越しに狙うならば脚立が必要です
34運用時には離陸直前の機体が近くで見える良いポジションです
IRAN(Inspection and Repair As Necessary)のF-35が出てくると脚立に上る人多数
喧嘩しないようにw
岡崎市

岡崎市上空は割と飛びます
独特のサウンド音が聞こえると思わず上を見ちゃいます
2025年のオープンベース前日の予行では、ブンブン飛びまくりでした
良い物見れました
会いに行けるアイドル

小牧に行けばほぼ会えるハーク
ハークは会いに行けるアイドル

小牧基地に行けば必ず駐機しているので会えないことは無い
愛知県住みなら、推すなら会いやすいハークがおススメ
小松市近辺に住んでいれば、同じことをF-15に言っていると思うけどw
災害派遣と任務

ハークはただの輸送機じゃない
災害派遣で何度も活躍している
東日本大震災、熊本地震
物資や人員を運んでGO!
車輛でさえも積み込むことが出来る
海外派遣でも同じ
現場に必要な物を届ける働き者
派手さはないけど
一番頼りになるのがこの輸送機
愛される理由
プロペラの音
大きな機体
でも離島にも降りられる万能さ
撮影しているとつい何百枚も撮ってしまう
同じアングルでもシャッターが止まらない
飽きるほど撮って、実際に飽きるけどまた撮影してしまう機体
それがハーク
それくらい存在感がある

地元民にとっては「日常に溶け込んだ特別」
遠方のファンにとっては「わざわざ見に行く価値ある存在」
その両方を満たすのが小牧のハークだと思う
まとめ
ハークは日本の空の働き者
そして小牧にしかいない特別な存在
地元では愛知の空を飛ぶのが当たり前
でも他県の人からしたら羨望の的
数十年経ってもまだ現役
それだけ完成度が高い証拠
私もカメラを構えて
「やっぱりハークはいいな」とつぶやく
そしてまた音に惹かれて空を見上げる
そして何度も撮影をしてしまう
そんなハークを約20分ずっと見ていられる動画をご案内しますw
他にも私のチャンネルには、VRで見るハークもあります
ぜひ、チャンネル登録して探してください



