酷い目にあった
深夜1時
前日の仕事が忙しく、バタバタと歩き回った夜
酒呑んで、寝たのが23時
きっと4時くらいにオシッコで起きるな
そう思いながら眠りについた
左足に違和感
布団はお腹に掛け、足出して寝ていました
冷えたのかね
足が攣りそう
俗に言う【こむら返り】
ああ、やばいな
慎重に対処する
筋の伸ばし方を間違えれば激痛間違い無し
静かに、そして少しだけ足首を伸ばす
あ、来るわ
甲の方を伸ばすと、ふくらはぎが攣りそう
踵側を伸ばすと、脛(スネ)側の筋肉が攣りそう
ふくらはぎか、脛か・・・
どちらかを選択しないとダメらしい
選ぶなら筋肉が少ない脛の方かな?
案外、ジッとしていたら通り過ぎるかな?
淡い期待を込めて左足に全集中
あ、最悪
右足も攣りそう
右足も同じように、ふくらはぎか脛の状態
オワタ
もうこうなるとどちらかの足を捨て片足に集中すべきか?
いっそのこと両足いったろか!
不安を抱えながら少しずつ足首を回す
こりゃあかん
ウンコしたくなった
なぜこのタイミングで!?
変なところに力が入ったのか?
すごくウンコがしたい
今はまだ我慢できるけど、3分後には分からないって感じで、少しノックをしてきやがった
この足でトイレに行けるのか?
いや、まだ完全に攣っていない今の状態しか行くチャンスはない
意を決して布団から起きだす
油断すると両足逝ってしまう
慎重に・・ 慎重に・・・
アタタタタ・・
何とかパンツを下ろし便座に座る
寝る時はパンツ1枚なのが助かった
ウンコはセーフ
普通の状態のウン
だったら空気読んでもう少し出るの待とうぜ
バカ
ウンコは間に合ったけど、両足は逝きました
ピーン!!!
足の親指ピー―――ン!
脛の筋肉ギューーー!
痛い!
痛い!痛い!痛い!
ウンコ中なので対応出来ず
ピー――ン
ピキピキピー―――ン
汗が出てきた
大量の冷や汗
サウナで10分以上入らないと出ないような大量の汗
便座が濡れるくらいの大汗
夜中の1時にウンコしながら両足攣らせて、滝のような冷や汗
誰か助けて!
スマホは持って入ったけど、スマホを触る余裕なし
そもそもウンコ中に助けられるのは嫌w
ウンコは終わったので、何とかお尻を拭く
後は足の処理
立ち上がれない
両足攣っているので、足が機能しない
便所にスペースは無いので、とりあえず扉を開けて廊下に転げ出る
転げ出ると言う表現がピッタリ
転げ出たのです
ああ、汗びっしょりだから廊下が濡れちゃって申し訳ないな
足が治まったら拭かないと嫌だな
そう考えながら転がり出た
ちなみにパンツは上げられていない
フルチン!
フルチンで廊下に寝転ぶ私
汗びっしょりの、いつもよりも小さくなったチンチンを曝け出した47歳
自分で想像しても気持ち悪い
助けなんか絶対呼べないw
ああ、でもお尻は拭けて良かったな
これで間に合わずにウンコを漏らしていたら、人生詰んでいたかもしれない
仰向けになって足を揉む
身体が硬いので、前屈で足の先まで手は届かない
両足の親指を持って、ギューっとやりたいのに届かないもどかしさ
足をくの時に折り、1本ずつケアしていく
脛側の筋肉を伸ばしつつ
おっと危ない、やり過ぎるとふくらはぎ側が攣る
ふくらはぎが攣ると、ペッコリ凹んで気持ち悪いよね
凄く痛いし
ふくらはぎだけは避けたい
左足のケア、その間は右足イタタタタ
左足がまともになってきたら交代
右足のケア、そうしたらまた左足がぶり返す
そのうち何故か両足の太ももまで攣りそうになる
地獄、足攣り地獄
結局、素っ裸で廊下をゴロゴロしながら30分くらい格闘していました
辛かった
なんとか立ち上がれるようになったので、風呂を沸かして入りました
冷や汗を流したかったのと、足の温浴マッサージ
夜中の2時に風呂
何をやっているのやら・・・
不幸中の幸いだったのは、この日は休み
仕事じゃなくて良かった
不幸中の不幸は、この出来事は友人宅で起きたこと(汗)
他人の家の廊下をスッポンポンでのたうちまわっていたのよw
勝手に風呂沸かして入ってたよw
こんな姿を友人に見られなくて良かった
友人は爆睡していてくれた
助けを呼ぶか迷ったけど、我慢して良かった
逆の立場で、寝ているところをたたき起こされて、素っ裸のオジサンが転げまわっていたら大爆笑もの
大爆笑されていたら、殺めていたかもしれんw
本人にとっては大ごとだったのだ
いや、大爆笑されていなくても少しだけ腹立ったけどね
私がこんな状態なのにスヤスヤ寝やがって
そもそも、友人宅に来ることになったから、シャワーをサッと浴びるだけで家を飛び出し
酒を呑んじゃって、足の出る毛布に包まって寝ちゃったのが足の攣る原因なんじゃないか?
家だと、沸かした風呂にゆっくり浸かり、晩飯は麦茶で水分とミネラルを吸収し
エアコンで私好みに温度管理された部屋で、すっぽり足まで布団に包まれ
スヤーだったかもしれない
もう恨み節
ほんと、そんな事を考えてしまう地獄のような時間だった
二度と体験したくありません