ショボい飯に文句をつけて、追い出されたのか飛び出したのか分からないけど家を出た私
これの続きです
飛び出した夜は、職場の駐車場に車を停めて車中泊をした
幸い翌日が休みなので、部屋を借りてやろうと決意
夏のボーナス直後で、30万円持っている私はかなり強気
30万円で何でも出来ると思っていた21歳の夏
ああ、思い出すと恥ずかしい
オープンを待って不動産屋に飛び込む
同じ地元の不動産屋で、幼き頃からの知り合い
入るのに怖さは無かった
知り合いじゃなければ怖かっただろうな
当時の勝手なイメージで
不動産屋 = 地上げ屋 = パンチパーマ = 半分ヤクザ
知り合いはそんな感じじゃなかったけど、知り合いが居て良かった
「たった今から住めるところを紹介してください」
単刀直入
金ならあるから大丈夫!
と言うくらい強気
直ぐに数件の候補を出してもらい、即決め
写真だけで内見もせずに決めました
『サンライズヒル』101号室の角部屋
日の出の丘ですよ
かっこいいと思ったw
実家から5㎞くらいしか離れていない場所
家賃48,000円
公益費(駐車場)5,000円
毎月53,000円の支払いです
部屋は1LDK
フローリングのLDKと、別部屋は畳敷でした
実家は田舎の家で、それまでフローリングなど経験したことが無かった
ちょっと憧れのフローリング
この数年前までバブル景気真っただ中
バブル中はトレンディドラマ(死語)も大流行り
ドラマの中では、若い男の独り暮らしの部屋でも、シックでオシャレだったりした
当然フローリング
その印象が強かったので、フローリングというだけでオシャレな感じがした
素敵な家具を揃えて、女性を連れ込んでズッコンバッコンだわ
なぜか部屋をオシャレにすればモテると勘違いしていた21歳の夏w
実家ではまともな私の部屋など無かったので、持ってこられる家具も皆無
新規で全部揃えなくてはならない
最初が肝心
だけど既に資金が底をつきかけていた
敷金・礼金・家賃の前払い、仲介手数料
20万円以上を不動産屋に支払っちゃった
残金で買える家具は必要最低限の物だけ
オシャレには縁遠い家具を買ったなぁ
現在の様に、100円ショップなども無く、当然ネットショップも無い時代
小売店のいいように物を買わされていた気がする・・・
情報なんて少ない時代でした
つづく